KoH TはHelsinki Fashion Week 2021 Spring Summer に参加しました。
(以下HFWと呼びます。) 実はHFWはサスティナビリティの最先端のファッションウィークと呼ばれています。
世界中のサスティナブルを軸にクリエイションをしている15ブランドを選出し、日本ではKoH Tに声をかけていただきました。
実際ヘルシンキに渡航できない状況の中、発表方法を新たな3Dデジタルファッションショーという形式の中で、手探りで、よりメッセージが伝わるようデザイナーとHFW運営スタッフが一丸となり協議を重ね開催に至りました。
今回特別に日本のテキスタイルアーティストとのコラボレーションや北欧フィンランドのサスティナブルファイバー企業「Spinnova」、3Dデジタル技術チームの「DIGITAL VILLAGE」、3DデザイナーYifanとのコラボレーションも実現しました。
HFWの魅力-世界で最もサステイナブルなファッションウィーク
昨年(2019年)から、世界で最もサステイナブルなファッションウィークの一つと呼ばれており、ファッションウィーク自体がレザーやファーの規制をかけることは初めてのこと。
私たちKoH Tも、もちろんそれらを使用せずに、よりサスティナブルを追求した繊維、デッドストック生地を使用したコレクション製作に取り組みました。
HFWの魅力 -他国のファッションウィークとは一味違う
通常、世界各国で行われているファッションウィークはモデルやインフルエンサー、業界関係者などに限られ、なかなか一般の消費者まで参加することができないのが通例です。
ですがHFW、このファッションウィークはどなたでも画面を通して参加できるというもの。
そしてただファッションショーの視聴者として参加できるだけでなく、ショーの1週間前にファッション業界の変革を望むデザイナーたちが集まり、エシカルとサスティナブルファッションについて議論の場を視聴することができるのです。
そこにコメントや質問をチャットで送ることができ、その場で質問に答えてもらうことでコミュニケーションを取ることができるライブ形式。
各国のデザイナーのトークセッションの中で気になることがあれば、デザイナーやサスティナブルファイバーの企業、3Dデザイナーなどに直接質問することができる、なんとも特別な時間を味わうことができるファッションウィークでした。
ファッションは最も身近に人々が取り入れやすいサスティナビリティ行動の一つと言えます。
トークセッションはまだまだ認識が薄いサスティナブルに関して、ファッションに関わる専門家やデザイナーが未来に対してどんな考えを持っているか知ることができました。
その世界から集められたデザイナーたちの議論から、残念ながらアジアや日本がサスティナブルにおいての認識が遅れを取っていることをひしひしと感じたのも本当ですが、批判するのではなくそれをきっかけに日本の企業や消費者個人、私たちの意識や行動から変化すれば大きい影響をもたらすことができると感じました。
そう、ファッションはもっとも身近に人々が取り入れやすいサスティナビリティ行動の一つです。
まずは「知る」第一歩としてHFWデザイナーレジデンシーのトークセッションをご覧ください。
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